しげんナショナリズム【資源ナショナリズム】 資源保有(しげんほゆう)国がこれまでの先進国に支配(しはい)されてきた資源(しげん)を自らの手にうばい返し,それを武器(ぶき)として自国の利益(りえき)をはかろうとするもの。発展途上(はってんとじょう)国の資源(しげん)は先進国に支配(しはい)されることが多く,資源(しげん)をもちながら経済発展(けいざいはってん)をはばまれてきた。これに対する反発が1973年ごろから高まり,アラブ産油(さんゆ)国による外資系(がいしけい)石油会社の国有化や資本参加(しほんさんか)などの形であらわれてきた。この動きは,天然(てんねん)ゴム・コーヒーなどの農産(のうさん)物の産出(さんしゅつ)国にもおよんだ。