じごくへん【地獄変】 芥川龍之介(あくたがわりゅうのすけ)の短編小説(たんぺんしょうせつ)。1918(大正7)年発表。天才絵師良秀(えしよしひで)は,地獄変(じごくへん)のびょうぶをえがくために,火にかけられた最愛(さいあい)の娘(むすめ)を見ごろしにしてしまう。おそろしいびょうぶ絵が完成(かんせい)した次の夜に,良秀(よしひで)も自ら命をたつ。コーチ 芸術(げいじゅつ)のためには最愛(さいあい)の娘(むすめ)の命をも犠牲(ぎせい)にした芸術(げいじゅつ)家の悲劇(ひげき)をえがいた傑作(けっさく)。