早春から初夏にかけて見える星座。黄道12星座の1つ。肉眼で見える星は約100個。α星はレグルスで,よく目立つ白色の明るい1等星。β星のデネボラは2等星で,うしかい座のアルクトゥルス,おとめ座のスピカとで巨大な三角形(春の大三角)をつくる。毎年11月中旬ごろ,夜明け前の東の空に,この星座を放射点とする流星群(しし座流星群)が見られる。
〔星座の探し方〕
3月
上旬の0
時ごろ,4月
上旬の22
時ごろ,5月
上旬の20
時ごろに,
真南の
空高くに
見える。ライオンの
口からたてがみを
経て,レグルスまでの
星の
並びは「?」マークを
左右にひっくり
返したように
見え,これがしし
座を
見つける
目印となる。この
部分の
星の
並びは,
大きな
鎌という
意味で「ししの
大がま」とよばれている。
〔星座に関する神話〕
ギリシャ
神話では,しし
座のライオンは
人食いライオンで,
勇者ヘルクレスによって
退治された。ヘルクレスが
身につけている
毛皮は,このライオンから
取ったものとされている。