電荷結合素子。Charge Coupled Device。mOS(金属酸化膜半導体)型コンデンサを格子状にならべた集積回路のことで,個々のコンデンサに蓄えられた電荷をベルトコンベアのように転送することによって情報を伝達できる構造をもつ。このコンデンサ(素子,デバイス)に光を電気に変える構造を組みこみ,画像情報を処理・伝達できるようにしたCCDが,デジタルカメラの「眼」にあたる撮像素子であり,ほかにもOCR(光学的文字読みとり装置)やファクシミリなどに使われている。◇CCDを1969年に発明・開発したウィラード=ボイルとジョージ=スミスに,2009年,ノーベル物理学賞があたえられた。コンデンサ電荷デジタルカメラOCRファクシミリ