国や地方自治体ではなく，地域住民が自主的に結成し防災活動を行う組織。「自分たちの地域は自分たちで守る」という考えのもと，町内会や自治会が中心になって結成し，市町村や消防署などと協力して活動している。災害が発生していない平常時には，防災教育や避難訓練，消火訓練，防災器具の整備・点検などを行い，災害時には，被害情報の収集・伝達，初期消火活動，被災者の救出，給食・給水活動などを行う。阪神・淡路大震災や東日本大震災などの際に，地域住民の防災活動が有効であると再認識されたことによって，近年，重要性が増している。
