じしゅりゅうつうまいせいど【自主流通米制度】 米の生産(せいさん)者が,政府(せいふ)の手を通さず,政府(せいふ)指定の業者を通じて直接消費(ちょくせつしょうひ)者へ販売(はんばい)する米流通制度(せいど)。1969(昭和44)年産(ねんさん)米から始まった。自主流通米の生産(せいさん)者価格(かかく)・消費(しょうひ)者価格(かかく)は自由にきめられる。1995(平成(へいせい)7)年11月から「主要食糧(しゅようしょくりょう)の需給及(じゅきゅうおよ)び価格(かかく)の安定に関(かん)する法律(ほうりつ)」が施行(しこう)され,米流通の規制緩和(きせいかんわ)がはかられた。1996年産(ねんさん)米からは,自主流通米と政府(せいふ)買い上げ米(主として備蓄(びちく)用)は計画流通米となり,自由米は計画外流通米としてみとめられた。2004年に食糧法(しょくりょうほう)が改正(かいせい)され,政府(せいふ)米以外(いがい)はすべて民間(みんかん)流通米となった。