ししんでん【紫宸殿】 平安京の内裏(だいり)の正殿(せいでん)で,即位(そくい)などの重要(じゅうよう)行事が行われる。「ししいでん」または南殿(なんでん)ともよび,古くは寝殿造(しんでんづくり)の簡素(かんそ)な建物(たてもの)で,前庭に左近(さこん)のサクラ,右近(うこん)のタチバナがある。現在(げんざい)の京都御所(きょうとごしょ)の紫宸殿(ししんでん)は,江戸(えど)時代末期(まっき)にたてられたもの。