しぜんしんえいどう【自然真営道】 江戸(えど)時代中期の思想(しそう)家安藤昌益(あんどうしょうえき)の著書(ちょしょ)。101巻(かん)93冊(さつ)(現存(げんそん)12冊(さつ))。すべての人が耕作(こうさく)して生活する「自然世(しぜんせい)」を理想社会とたたえ,武士(ぶし)・町人など労働(ろうどう)や生産(せいさん)をしないものを攻撃(こうげき)し,身分制(せい)を否定(ひてい)した。コーチ 『自然真営道(しぜんしんえいどう)』の稿本(こうほん)101巻(かん)は,大部分が関東大震災(かんとうだいしんさい)(1923年)で焼失(しょうしつ)したので,現在(げんざい)はその全容(ぜんよう)を知ることができない。