しぜんほご【自然保護】 自然(しぜん)を尊重(そんちょう)し,これをそのままにのこそうという考え。かつては,人間を別格(べっかく)の存在(そんざい)とし,人間が人間以外(いがい)の自然物(しぜんぶつ)を保護(ほご)してやろうというような立場がとられていた。しかし現在(げんざい)では,無軌道(むきどう)な人類(じんるい)の活動によって自然(しぜん)が破壊(はかい)され,人類(じんるい)をもふくんだ自然(しぜん)が危機(きき)にひんしてきていることから,人間も自然(しぜん)の一員であるという認識(にんしき)に立っている。