した【舌】 口腔底(こうこうてい)にある卵(たまご)形で,筋肉質(きんにくしつ)の味覚器(みかくき)・発声器(き)としてはたらく器官(きかん)。そしゃくや飲みこみおよび発音を助ける器官(きかん)でもある。表面は粘膜(ねんまく)でおおわれ,上面には多数の乳頭(にゅうとう)が見られる。乳頭(にゅうとう)の側面(そくめん)に味覚芽(みかくが)(味蕾(みらい))がある。舌根(ぜっこん)部には多数の扁平(へんぺい)ないぼ状(じょう)の隆起(りゅうき)があり,これはリンパ節(せつ)からなるもので,舌(ぜつ)へん桃(とう)という。