(1953〜 )中国の新しい最高指導者,中国共産党総書記・中央軍事委員会主席。北京市で元副首相の子として生まれる。16歳で文化大革命に遭遇,家族とともに陝西省の農村部に送られ6年間苦しい生活を送る。清華大学化学工業学部を卒業。中央軍事委員会秘書をつとめたのち,河北,福建,浙江,上海など地方でキャリアをつむ。2007年10月,政治局常務委員に抜てきされ,その後,2008年に国家副主席,2010年には中央軍事委員会副主席に就任。2012年11月,共産党中央委員会全体会議で胡錦濤総書記にかわって総書記に就任した。改革派から保守派まで広い支持をうける一方,特定の派閥に属さないため,今後の権力基盤の構築が優先課題となる。