しつりょう【質量】 ある物体のもつ物質(ぶっしつ)の量(りょう)をいう。重さは地球上の場所によって異(こと)なるので物質固有(ぶっしつこゆう)の量(りょう)とはいえない。しかし,基準(きじゅん)の重さをきめ,それとの比(ひ)で物体の量(りょう)をもとめれば,どこでも一定に表せる。このときの量(りょう)を重力質量(しつりょう)という。また同じ力を物体にくわえたとき,物体の動きやすさは物体固有(こゆう)の量(りょう)で,1つの物体を運動の基準(きじゅん)とすれば,それとの比(ひ)でもとめられる。これを慣性(かんせい)質量(しつりょう)という。コーチ 重力質量(しつりょう)と慣性質量(かんせいしつりょう)とは実験的(じっけんてき)に一致(いっち)する。