してんのうじ【四天王寺】 大阪(おおさか)市天王寺(てんのうじ)区にある寺。難波寺(なにわでら)または略(りゃく)して天王寺(てんのうじ)ともいう。587年,聖徳太子(しょうとくたいし)が蘇我氏(そがし)のがわについて物部守屋(もののべのもりや)を討(う)ったさい,四天王像(してんのうぞう)をまつったのが始まりという。中門・五重塔(ごじゅうのとう)・金堂(こんどう)・講堂(こうどう)が一直線上にならぶ伽藍配置(がらんはいち)は「四天王寺(してんのうじ)式」とよばれる。◇現在(げんざい)の建物(たてもの)の多くは,第二次世界大戦(たいせん)後にたてられたもの。コーチ 四天王寺(してんのうじ)の西門は極楽(ごくらく)の門に通じるとされ,庶民(しょみん)の信仰(しんこう)を集めた。