シベリアきだん【シベリア気団】

冬にシベリア高気圧(こうきあつ）内に発生する気団(きだん）。ひじょうにつめたく，乾燥(かんそう）した気団(きだん）で，真冬には北西季節(きせつ）風として日本に流入することが多い。発源(はつげん）地では安定しているが，日本海上に移動(いどう）すると，海面から熱(ねつ）と水分を供給(きょうきゅう）されて変質(へんしつ）し不安定(ふあんてい）になり，日本海側(がわ）に多量(たりょう）の雪をふらせる。山脈(さんみゃく）をこえてふきおりると乾燥(かんそう）し，太平洋側(がわ）に晴天をもたらす。