シベリアこうきあつ【シベリア高気圧】 冬にシベリアに発生する高気圧(こうきあつ)。世界最大(さいだい)の規模(きぼ)をもち,最(もっと)も発達(はったつ)したときにはシベリアとヨーロッパ東部をおおい,中心はモンゴル付近(ふきん)にある。天気図上には9月ごろからあらわれはじめ,真冬に最強(さいきょう)となり,夏にはまったく消滅(しょうめつ)する。乾燥(かんそう)した寒冷(かんれい)な高気圧(こうきあつ)で,その域内(いきない)にはシベリア気団(きだん)が発生する。コーチ 中心の気圧(きあつ)は世界で最(もっと)も高く,1080hPa(ヘクトパスカル)以上(いじょう)になることもある。