しほんしゅぎ【資本主義】 生産手段(せいさんしゅだん)(資本(しほん))を所有する資本(しほん)家が,生産手段(せいさんしゅだん)をもたない労働(ろうどう)者をやとい,利潤(りじゅん)の増大(ぞうだい)をめあてに商品生産(せいさん)を行う社会体制(たいせい)。封建(ほうけん)社会の末期(まっき)に,都市や農村で資本(しほん)家と労働(ろうどう)者への分離(ぶんり)がおこり,初期(しょき)の資本主義(しほんしゅぎ)が始まったが,西ヨーロッパがとくに早く,市民革命(しみんかくめい)や産業革命(さんぎょうかくめい)によって全面的(ぜんめんてき)に確立(かくりつ)。19世紀(せいき)中ごろ世界は資本主義(しほんしゅぎ)のしくみの中に組みこまれた。