しまづひさみつ【島津久光】 (1817〜1887)幕末(ばくまつ)・明治(めいじ)時代前期の政治(せいじ)家。斉彬(なりあきら)の異母(いぼ)弟。薩摩(さつま)(鹿児島(かごしま))藩主忠義(はんしゅただよし)(久光(ひさみつ)の子)の後見として藩(はん)の実権(じっけん)をにぎり,幕府(ばくふ)政治(せいじ)にも参加(さんか)。公武(こうぶ)合体(朝廷(ちょうてい)と幕府(ばくふ)との協力関係(きょうりょくかんけい))をおし進めた。維新(いしん)後は左大臣(さだいじん)となったが,強い保守性(ほしゅせい)のため用いられず,引退(いんたい)した。