しまむらほうげつ【島村抱月】 (1871〜1918)明治(めいじ)・大正時代の文芸評論(ぶんげいひょうろん)家・新劇(しんげき)指導(しどう)者。島根(しまね)県の出身。イギリス・ドイツに留学(りゅうがく)し,帰国後文筆生活に入り,自然主義(しぜんしゅぎ)文学運動の指導(しどう)者・評論(ひょうろん)家として活躍(かつやく)した。のち,女優(じょゆう)松井須磨子(まついすまこ)を擁(よう)して「芸術座(げいじゅつざ)」を組織(そしき),海外の戯曲(ぎきょく)の紹介(しょうかい)や自作を発表して,新劇(しんげき)の普及(ふきゅう)につとめた。