しもいち【下市(町)】 奈良(なら)県中西部,吉野(よしの)川南岸の町。町の面積(めんせき)の約(やく)8割(わり)を山林がしめる。良質(りょうしつ)な吉野(よしの)スギやヒノキを産(さん)し,かつては吉野塗(よしのぬり)や木材(もくざい)・薬の材料(ざいりょう)の取り引きでさかえた。室町(むろまち)時代には商業手形「下市札(しもいちふだ)」が発行された。現在(げんざい)は木工業のほか,野菜(やさい)・果樹(かじゅ)・花の栽培(さいばい)が行われる。人口:6400(2013年)。