国民のすべてが健康で文化的な生活を送れるように,国家が国民の生活を保護し保障しようとする制度。わが国では,社会保険・社会福祉・公的扶助・公衆衛生の4本の柱からできている。わが国の社会保障制度がととのったのは第二次世界大戦以後のことで,まだ歴史があさいため制度がばらばらで,給付の額も少なく,将来に多くの問題をのこしている。◇イギリスでは1948年から社会保障制度が充実し,「ゆりかごから墓場まで」といわれるように,生まれた時から死ぬまでの保障が早く完備したことで知られる。
資料
〔社会保障制度の4本の柱〕
(1)社会
保険…
健康保険・
国民健康保険・
雇用保険・
厚生年金
保険・
国民年金・
介護保険など
(2)
公的扶助…生活
扶助・
医療扶助・教育
扶助・
住宅扶助など
(3)社会
福祉…
児童福祉・
老人福祉・身体
障害者
福祉など
(4)
公衆衛生・
医療…病気の
予防・
健康管理・
清掃施設など