しゅいんじょう【朱印状】 戦国(せんごく)時代から江戸(えど)時代初期(しょき)にかけて,将軍(しょうぐん)や大名が朱肉(しゅにく)の印(いん)をおして使用した公文書。軍事命令(ぐんじめいれい)や領地(りょうち)の授与(じゅよ),法令(ほうれい)の発布(はっぷ),外交文書などに用いられた。◇朱印(しゅいん)は花押(かおう)の代用として使われはじめ,黒印(こくいん)よりは重いものとされた。江戸(えど)時代には将軍(しょうぐん)だけが朱印(しゅいん)をおすことができた。