じゅうすい【重水】 ふつうは,重水素(じゅうすいそ)からできている水を重水という。密度(みつど)はふつうの水の1.11倍(25℃)あり,融点(ゆうてん)3.8℃,沸点(ふってん)101℃とふつうの水より高いが,化学的性質(かがくてきせいしつ)はふつうの水とほぼ同じである。原子力の開発にともない,中性子(ちゅうせいし)の速度を弱めるのに用いられる。◇生物体には有害(ゆうがい)である。コーチ 酸素(さんそ)にも同位体(どういたい)があるので,一般(いっぱん)には,ふつうの水より分子量(りょう)の大きい水を重水という。