しゅうそ【臭素】 元素(げんそ)記号Br,原子番号35,原子量(りょう)79.9のハロゲン元素(げんそ)の1つ。常温(じょうおん)で液体(えきたい)であるただ1つの非金属元素(ひきんぞくげんそ)。海水の中にふくまれる臭化(しゅうか)物イオンを遊離(ゆうり)させてつくる。室温で赤褐色(せきかっしょく)の液体(えきたい)で,刺激臭(しげきしゅう)の強い赤褐色(せきかっしょく)の蒸気(じょうき)を放つ。化学作用は塩素(えんそ)に似(に)ているが,塩素(えんそ)よりも弱い。熱(ねつ)・光によって水素(すいそ)と化合する。酸化剤(さんかざい)や殺菌剤(さっきんざい),臭素(しゅうそ)の化合物の製造原料(せいぞうげんりょう),医薬・写真材料(ざいりょう)などに用いられる。