精子が卵に進入し,さらに卵の核と精子の核が合体すること。ヒトをふくめた哺乳類では,卵管の中にとりこまれた卵は,上昇してきた精子と卵管ぼう大部とよばれるあたりで合体し,受精が行われる。精子が卵に入りこむ時期は,卵の減数分裂の第2分裂で極体が放出される時期にあたる。進入した精子の核も卵の核もしだいにふくらんで丸くなり,卵の中央で合体して,もとの染色体数にもどる。◇種子植物の場合は,花粉の核(精核)が胚珠の中の卵細胞の核と合体することを受精という。
コーチ
陸上動物の多くは
交尾による体内
受精を,水生動物の多くは
卵や
精子を水中に放出する体外
受精を行う。