しゅっけとそのでし【出家とその弟子】 倉田百三(くらたひゃくぞう)の戯曲(ぎきょく)。1916(大正5)〜17年作。6幕(まく)。浄土真宗(じょうどしんしゅう)の開祖(かいそ)親鸞(しんらん)とその弟子唯円(でしゆいえん)を中心に,信仰(しんこう)の苦悩(くのう)とすくいをえがいていて,当時の世相(せそう)にあって,多くの人に読まれた。フランスの作家ロマン=ロランが激賞(げきしょう)した宗教劇(しゅうきょうげき)の傑作(けっさく)。