(1825〜1899)オーストリアの作曲家・指揮者。おさないころから音楽はすきだったが,父の反対で本格的な音楽教育は受けなかった。数多くのワルツを作曲したが,1867年に『美しく青きドナウ』で,はじめて声楽をとりいれることに成功。以後オペレッタを手がけ,『こうもり』『ジプシー男爵』などを作曲。これらの作品はウィンナ=ワルツの軽やかなリズムにフランス風の舞曲をくわえたもので,新しいオペレッタの基礎となった。「ワルツの王」といわれた。◇父のシュトラウスは「ワルツの父」とよばれ,『ラデツキー行進曲』を作曲した。