シューマン (1810〜1856)ドイツのロマン派(は)音楽の作曲家。20歳(さい)のときに音楽家になると決心し,ピアノを習うが,むりな練習のため指をいため,その後は作曲と評論(ひょうろん)に打ちこんだ。ピアノ曲と歌曲で,文学と音楽をむすびつけたロマン主義(しゅぎ)のかおり高い作品をのこした。ピアノ曲『謝肉祭(しゃにくさい)』『子どもの情景(じょうけい)』『蝶々(ちょうちょう)』,歌曲『詩人(しじん)の恋(こい)』『女の愛と生涯(しょうがい)』合唱(がっしょう)曲『流浪(るろう)の民(たみ)』など。◇ピアノ奏者(そうしゃ)であった妻(つま)クララは夫やブラームスの作品のすぐれた理解者(りかいしゃ)として活躍(かつやく)。