シュロ【<棕櫚>】 暖地(だんち)の山野に自生もあるが,広く栽培(さいばい)されている常緑(じょうりょく)高木。葉はいただき近くにそう生し,長い葉柄(ようへい)があり,洋紙質(しつ)で円形をなし,おうぎ状(じょう)に深裂(しんれつ)する。雌雄異株(しゆういしゅ)。葉の間に肉穂花序(にくすいかじょ)を下向きにだし,黄白色で粒状(つぶじょう)をした小花を多数開く。液果(えきか)はゆがんだ球形で,9〜11月に青黒色に熟(じゅく)す。高さ:3〜10m。花期:5〜6月。九州南部原産(げんさん)。本州(関東(かんとう)地方南部以西(いせい))・四国・九州の暖地(だんち)に野生化している。(被子植物(ひししょくぶつ) ヤシ目(もく) ヤシ科(か))