しょうさん【硝酸】 化学式 HNO3 アンモニアを酸化(さんか)して得(え)た二酸化窒素(にさんかちっそ)を水に吸収(きゅうしゅう)させてつくる。無色(むしょく)の液体(えきたい)で吸湿性(きゅうしつせい)が強く,発煙性(はつえんせい)がはげしい。光にあたると一部が分解(ぶんかい)する。水溶液(すいようえき)は強い酸性(さんせい)を示(しめ)し,こい液(えき)は酸化(さんか)力が強い。多くの金属(きんぞく)をとかす。鉄・クロム・アルミニウム・カルシウムなどは濃硝酸(のうしょうさん)にはおかされないが,希硝酸(きしょうさん)にはとける。コーチ 硝酸塩(しょうさんえん)やニトロ化合物・肥料(ひりょう)の製造(せいぞう),火薬類(るい)の製造(せいぞう)などに用いられる。