しょうし【尚氏】 琉球(りゅうきゅう)王国を統治(とうち)した王統(おうとう)。第1尚氏(しょうし)・第2尚氏(しょうし)の区別(くべつ)があるが,1470年に成立(せいりつ)した第2尚氏(しょうし)は,19代,400年あまりにわたって琉球(りゅうきゅう)(沖縄(おきなわ))に君臨(くんりん),いずれも中国皇帝(こうてい)から王としての正統性(せいとうせい)をみとめられた。尚泰(しょうたい)(19代)のとき,1872(明治(めいじ)5)年に明治政府(めいじせいふ)によって華族(かぞく)・琉球藩主(りゅうきゅうはんしゅ)とされ,1879年の琉球処分(りゅうきゅうしょぶん)で統治(とうち)者としての地位(ちい)をうしない,東京(とうきょう)に移住(いじゅう)した。