子どもの数がへっていること。日本では1981(昭和56)年以来,総人口にしめる年少人口の割合は減少しており,2005(平成17)年には1752万人で全体の14%以下となった。晩婚化や女性の社会進出などが原因と考えられるが,1人の女性が生涯にうむ子どもの数は平均で1.26人(2005年)に低下している。少子化が進むと,将来の労働力・生産力の低下や,現役世代の社会保障の負担増大など問題が発生するので,政府は少子化対策として「子ども・子育て応援プラン」を提唱して,地域の子育て支援など,子育てしやすい環境の整備にのりだしている。