しょうちょうのつちいっき【正長の土一揆】 室町(むろまち)時代の1428(正長(しょうちょう)1)年,近江(おうみ)国(滋賀(しが)県)坂本(さかもと)の馬借(ばしゃく)の蜂起(ほうき)に端(たん)を発し,近畿一帯(きんきいったい)に広がった大規模(きぼ)な一揆(いっき)。支配層(しはいそう)にあたえた衝撃(しょうげき)は大きく,土民(どみん)(農民(のうみん))蜂起(ほうき)の最初(さいしょ)といわれた。コーチ 奈良(なら)市の東方の山間にある柳生(やぎゅう)の里には,地蔵(じぞう)石のわきに正長(しょうちょう)の土一揆(つちいっき)の勝利(しょうり)をきざんだ碑文(ひぶん)がのこされている。