じょうどしんこう【浄土信仰】 阿弥陀仏(あみだぶつ)の救(すく)いを信(しん)じ,死後,この世の穢土(えど)(けがれた世界)を去って,仏(ほとけ)の住む西方(さいほう)極楽(ごくらく)浄土(じょうど)に往生(おうじょう)することをねがう信仰(しんこう)。浄土三部経(じょうどさんぶきょう)で説(と)く教えをもとに中国で発達(はったつ),日本でも平安時代後期に末法(まっぽう)思想が強まると,貴族(きぞく)や庶民(しょみん)の間で広まった。コーチ 法然(ほうねん)が浄土宗(じょうどしゅう),親鸞(しんらん)が浄土真宗(じょうどしんしゅう),一遍(いっぺん)が時宗(じしゅう)を確立(かくりつ),法華信仰(ほっけしんこう)とともに日本仏教(ぶっきょう)の大きな思想の流れを形成(けいせい)している。