しょうとつ【衝突】 2つの物体の少なくとも一方の物体が運動していて,たがいに近づきふれあって短い時間内に力をおよぼしあう現象(げんしょう)。2つの物体が衝突(しょうとつ)したとき,ぶつかった面が変形(へんけい)する。その変形(へんけい)が物体の弾性(だんせい)によってもとにもどるときを弾性衝突(だんせいしょうとつ),衝突(しょうとつ)による変形(へんけい)がもとにもどらずにのこるときを非弾性衝突(ひだんせいしょうとつ)という。弾性衝突(だんせいしょうとつ)の場合,衝突(しょうとつ)の前後での運動エネルギーの和は等しくなり,運動エネルギー保存(ほぞん)の法則(ほうそく)がなりたつ。◇原子や電子などの粒子(りゅうし)の衝突(しょうとつ)の場合は,散乱(さんらん)ということがある。