じょうほうこうかい【情報公開】 国や自治(じち)体の行政機関(ぎょうせいきかん)の情報(じょうほう)を外部に提供(ていきょう)すること。1999(平成(へいせい)11)年,国民(こくみん)の知る権利(けんり)を保障(ほしょう)するため国は情報(じょうほう)公開法(ほう)を制定(せいてい)し,中央省庁(しょうちょう)に情報(じょうほう)の原則(げんそく)公開を義務(ぎむ)づけた。各自治(かくじち)体でも情報(じょうほう)公開に関(かん)する要綱(ようこう)を制定(せいてい)する動きが出てきているが,都道府(ふ)県の公安委員会や多くの議会(ぎかい)が公開の対象(たいしょう)外であったり,自治(じち)体によっては国の指示(しじ)や行政(ぎょうせい)の円滑(えんかつ)な遂行(すいこう)をさまたげるという理由で情報(じょうほう)を公開していない。住民側(じゅうみんがわ)がこれを不十分(ふじゅうぶん)だとして,首長の交際費(こうさいひ)や教育情報(じょうほう)の非開示(ひかいじ)に対して訴訟(そしょう)にもちこむケースがふえている。