地震波のP波の到着時刻とS波の到着時刻の差。S-P時間,P〜S時間ともいう。P波とS波が同じ経路をつたわったとすると,初期微動継続時間(T)は震源からの距離(D)に比例するので,D = kT (k は比例定数)となる。これを大森公式とよぶ。比例定数k は地域によって異なるが,T を秒,D をkmではかると,k は6〜8km/sの値をとる。k の値がわかっていれば,大森公式を用い,3点観測によって震源の位置を決定することができる。
コーチ
初期微動継続時間から
震源までの
距離をもとめることができる。