しょとく【所得】 事業や労働(ろうどう)などによって得(え)られる金銭(きんせん)のことで,一般的(いっぱんてき)には収入(しゅうにゅう)と同じ意味だが,税法(ぜいほう)上は収入(しゅうにゅう)から必要経費(ひつようけいひ)や社会保険(ほけん)料(りょう)を差(さ)し引いたものをさす。さらに,ここから税金(ぜいきん)を差(さ)し引いた自由に使える部分を可処分所得(かしょぶんしょとく)とよぶ。所得(しょとく)には,会社や工場,役所などで働(はたら)いて得(え)られる賃金(ちんぎん)・給与(きゅうよ)などの勤労所得(きんろうしょとく)(給与所得(きゅうよしょとく)),農業・漁業(ぎょぎょう)や自由業,商店を営(いとな)むことによって得(え)られる個人(こじん)業主所得(しょとく)(事業所得(しょとく)),不動産(ふどうさん)からの地代・家賃(やちん),預金(よきん)の利息(りそく)や株式(かぶしき)の配当などによって得(え)られる財産所得(ざいさんしょとく)などの種類(しゅるい)がある。