シラー(フリードリヒ=フォン=) (1759〜1805)ドイツの詩人・劇(げき)作家・歴史(れきし)家。軍人養成(ぐんじんようせい)学校在学(ざいがく)中にはじめての戯曲(ぎきょく)『群盗(ぐんとう)』を書いたが,当局のいかりにふれて軍職(ぐんしょく)をしりぞき作家生活に入る。そののち,戯曲(ぎきょく)『ドン=カルロス』,詩『歓喜(かんき)に寄(よ)す』などをつくったあと,イエナ大学歴史(れきし)学教授(きょうじゅ)として『オランダ離反史(りはんし)』『三十年戦争(さんじゅうねんせんそう)史(し)』を執筆(しっぴつ)。1794年以降(いこう)ゲーテと親交をむすぶ。以後(いご),代表作『ワレンシュタイン』その他の作品をあいついで発表,その影響(えいきょう)は全ヨーロッパにおよんだ。