しらかわてんのう【白河天皇】 (1053〜1129)平安時代末期(まっき)の天皇(てんのう)(在位(ざいい)1072〜1086)。後三条天皇(ごさんじょうてんのう)の皇子(おうじ)。藤原摂関(ふじわらせっかん)家のおとろえに乗じ,1086年,おさない堀河天皇(ほりかわてんのう)に譲位(じょうい)後,上皇(じょうこう)として院政(いんせい)を始め,なくなるまで3代43年にわたって政治(せいじ)の実権(じっけん)をにぎった。また,熱心(ねっしん)に仏教(ぶっきょう)を信(しん)じ,出家して法皇(ほうおう)になり,多くの寺や仏像(ぶつぞう)をつくらせた。院政(いんせい)