シーラカンス

「生きた化石」といわれる海水魚。古生代デボン紀(き）の化石として発見されており，中生代白亜紀(はくあき）（1億(おく）4500万年前から6600万年前）の末期(まっき）にはほろびたと考えられていたが，1938年に南アフリカのイーストロンドンで現生種(げんせいしゅ）が発見され，さらに1952年にコモロ諸島付近(しょとうふきん）でも発見された。◇1981年に学術調査隊(がくじゅつちょうさたい）がコモロ政府(せいふ）の協力(きょうりょく）によりめすの個体(こたい）をもちかえり，各部(かくぶ）の解剖(かいぼう）・血液検査(けつえきけんさ）などの研究を行った。1997年9月にはインドネシアのスラウェシ島近海でも発見されている。全長(ぜんちょう）：1．5m。体重：54kg。（硬骨魚類(こうこつぎょるい） シーラカンス目 現生種(げんせいしゅ）はラチメリア科）