シラスだいち【シラス台地】 鹿児島(かごしま)県と宮崎(みやざき)県にわたって広く分布(ぶんぷ)するシラスからなる火山性(せい)台地。シラスは酸性(さんせい)の強い土壌(どじょう)で,雨水がしみやすいので,農業にはきわめて不適(ふてき)とされ,開発がおくれた。しかし,笠野原(かさのはら)や南薩(なんさつ)台地では,畑地かんがいを目的(もくてき)とした開発事業が進められてきた。そのため,笠野原(かさのはら)では,以前(いぜん)からのサツマイモ栽培(さいばい)だけでなく,飼料(しりょう)作物,茶・ラッカセイなどの工芸(こうげい)作物,花木,野菜(やさい)などの栽培(さいばい)や畜産(ちくさん)も行われるようになった。◇シラス台地の周辺(しゅうへん)部は数十mのがけで,くずれやすく危険(きけん)である。笠野原(かさのはら)