シロイヌナズナ 白い花のさく一年草。成長(せいちょう)が早く,実験材料(じっけんざいりょう)に適(てき)している。植物の遺伝情報(いでんじょうほう)全体(ゲノム)を読みとるために使われていて,日本・アメリカ・ヨーロッパの学者が共同(きょうどう)で研究し,4年がかりで,2000年12月に全ゲノムの読みとりが終わったと発表があった。◇シロイヌナズナは遺伝情報(いでんじょうほう)であるDNA(ディーエヌエー)の長さが他の植物にくらべて短く,ゲノムを構成(こうせい)する塩基(えんき)数は約(やく)1億(おく)3000万である。イネでこの3倍,トウモロコシでこの20倍,コムギでは130倍にもなる。(被子植物(ひししょくぶつ) アブラナ目(もく) アブラナ科(か))