しん【秦】 紀元(きげん)前3世紀(せいき)に中国をはじめて統一(とういつ)した王朝(?〜紀元(きげん)前206)。周(しゅう)の諸侯(しょこう)の国の1つであったが,戦国(せんごく)時代に強国となり,前221年始皇帝(しこうてい)のとき中国を統一(とういつ)した。全国を郡(ぐん)と県(けん)に分け,すべての権力(けんりょく)を中央に集めた。はかりや貨幣(かへい),文字から思想まで統一(とういつ)し,万里(ばんり)の長城(ちょうじょう)や大規模(きぼ)な宮殿(きゅうでん)・墓(はか)をきずき,外征(がいせい)をかさねた。始皇帝(しこうてい)の死後,きびしい政治(せいじ)に苦しんだ民衆(みんしゅう)が反乱(はんらん),15年でほろんだ。◇「シナ」はこの国名から生まれた言葉。年代暗記 秦(しん)の統一(とういつ)…武(ぶ)にいち(前221)ずな始皇帝(しこうてい)始皇帝(しこうてい)