しんくうほうでん【真空放電】 きわめて低(ひく)い圧力(あつりょく)の気体を通しておこる放電をいう。気体の圧力(あつりょく)が1000Pa(パスカル)程度以下(ていどいか)の放電に相当する。圧力(あつりょく)が100〜1Paのときの放電をグロー放電といい,この程度(ていど)の低圧(ていあつ)の放電管(かん)をガイスラー管(かん)という。グロー放電において圧力(あつりょく)を下げていくと,蛍光(けいこう)を発するようになる。この状態(じょうたい)の放電管(かん)をクルックス管(かん)といい,圧力(あつりょく)は1Pa程度(ていど)である。◇さらに圧力(あつりょく)を下げると,X線が出るようになる。コーチ グロー放電において電流をましていくと,アーク放電に移行(いこう)する。