人間の手によって地球のまわりを回る軌道に打ち上げられた物体。1957年10月4日に旧ソ連が打ち上げたスプートニク1号が最初。以後,毎年多数の打ち上げが行われている。月探査衛星,月を周回する孫衛星もあり,宇宙空間に対する人類の知識はいちじるしく拡大している。実用衛星としては通信衛星・気象衛星などがじゅうぶん効果をあげている。なお,地球とはなれてほかの惑星に向かうものは人工衛星とよばず,人工惑星という。◇日本でも,静止気象衛星「ひまわり」をはじめ,試験衛星・科学衛星・通信衛星などを打ち上げている。
コーチ
物体の水平方向の速度が1秒間に7.9kmになると,円をえがいて地球のまわりを回る人工
衛星になる。