シンコペーション 本来,規則的(きそくてき)にあるべき強弱の位置(いち)をかえた音,または音符(おんぷ)のこと。切分音(せつぶんおん)ともいう。シンコペーションは同じ小節(しょうせつ)内でおこることもあれば,2つの小節(しょうせつ)にまたがって行われる場合もある。シンコペーションを表すには,同じ小節(しょうせつ)内では1つの音符(おんぷ)で書くか,タイ(弧線(こせん))でむすび,2小節(しょうせつ)にまたがるものは,タイでむすんで表す。◇強弱のアクセントが規則的(きそくてき)な流れのなかにあって,シンコペーションにより効果的(こうかてき)な変化(へんか)をもたらすことができる。ジャズなどでは,とくに重要(じゅうよう)な要因(よういん)となっている。