地質時代の大区分の1つで,6600万年前から現在までの時代。古いほうから古第三紀・新第三紀・第四紀の3つに分けられる。哺乳類・被子植物が繁栄した時代である。古第三紀・新第三紀は一般に温暖で,大型有孔虫の貨幣石(ヌンムリテス)や軟体動物のビカリア,サメのなかまのメガロドン,哺乳類のデスモスチルスなどがさかえた。植物では裸子植物にかわって被子植物が全盛となり,イネ科などの草本もあらわれてきた。第四紀には周期的に寒い氷期と暖かい間氷期が交互におとずれ,最後の氷期は約1万年前に終わった。この期間には,マンモスなどの大型哺乳類もさかえた。◇新第三紀末ごろに出現した類人猿のなかまから人類が進化してきた。
コーチ
新生代は,プレートの運動にともなう
地殻変動や火山活動がさかんで,アルプス
山脈やヒマラヤ
山脈が
誕生した。