しんせんぐみ【新撰組】 幕末(ばくまつ)期,京都守護職(きょうとしゅごしょく)の指揮(しき)下にあって,京都(きょうと)の治安維持(ちあんいじ)にあたった浪士隊(ろうしたい)。1863年に芹沢鴨(せりざわかも)・近藤勇(こんどういさみ)を中心に結成(けっせい)。近藤(こんどう)が局長になると隊(たい)の規則(きそく)がきびしくなり,尊王攘夷派(そんのうじょういは)の志士(しし)の弾圧(だんあつ)に活躍(かつやく)した。とくに1864年6月におきた池田屋事件(いけだやじけん)は有名。幕府(ばくふ)がたおれたあとの鳥羽(とば)・伏見(ふしみ)の戦(たたか)いで新政府軍(せいふぐん)にやぶれたのち,大阪(おおさか)に敗走(はいそう),さらに江戸(えど)に引きあげ,やがて解散(かいさん)した。