(1)脊椎動物において,骨と骨とをむすびつける役目をしている結合組織の束。帯状またはひも状をしており,関節をつくる2つの骨の間にはりわたされて,関節に,あまりむりな外力がはたらかないように,保護する役をしている。また関節以外のところにも見られ,軟骨をむすびつけているものもある。
(2)二枚貝の左右の殻をつないでいるにかわ質の帯。殻を開く働きがある。殻の外側にあるもの(マルスダレ科・ニッコウガイ科など)と,内側にあるもの(イタヤガイ科・バカガイ科など)がある。二枚貝が活力をうしない,弱っている場合,閉殻筋がゆるみ,じん帯の力によって殻が開く。