しんち【新地(町)】 福島(ふくしま)県の北東端(たん)に位置(いち)し,北は宮城(みやぎ)県に接(せっ)する町。相馬郡新地(そうまぐんしんち)町。歴史的(れきしてき)には現在(げんざい)の福島(ふくしま)県内で唯一(ゆいいつ)の仙台藩(せんだいはん)領(りょう)だった土地で,旧浜街道(きゅうはまかいどう)に沿(そ)ったかつての宿場町(しゅくばまち)。1954(昭和29)年,福田(ふくだ)村,新地(しんち)村,駒ヶ嶺(こまがみね)村が合併(がっぺい)して新地(しんち)村,71年に町制施行(ちょうせいしこう)。水稲(すいとう)・野菜(やさい)・果樹栽培(かじゅさいばい)の複合(ふくごう)農業地帯(ちたい)で,釣師浜漁港(つるしはまぎょこう)を基地(きち)としたカレイ・ヒラメの近海漁業(ぎょぎょう)でも知られる。また,新地(しんち)火力発電所も稼働(かどう)している。2011(平成(へいせい)23)年3月の東日本大震災(だいしんさい)では津波(つなみ)で甚大(じんだい)な影響(えいきょう)をこうむった。人口:0.8万。